少量危険物貯蔵取扱所の基準や決まりはどんなもの?

消防法では指定数量を超えた危険物を保管する場合は、細かい決まりを定めています。では、それ以下の危険物ならば自由に保管してよいのかといえばそれは違うのです。たとえ少量でも危険物はきちんと保管しなくてはなりません。

そこで今回は、危険物貯蔵取扱所についてご説明しましょう。少量危険物とはいったいどのくらいの量を指すのでしょうか?また、消防法に基づいた少量危険物貯蔵所の基準とはどんなものなのでしょう? 危険物取扱者の方や、資格取得を目指す人はぜひ読んで知識を深めてください。

  1. 少量危険物とは?
  2. 危険物貯蔵所が欲しい場合はどうしたらいいの?
  3. 少量危険物を貯蔵したり取り扱ったりする際の注意点とは?
  4. おわりに

1.少量危険物とは?

この項では、少量危険物についてご紹介します。
いったいどのくらいの量が「少量」になるのでしょうか?

1-1.指定数量5分の1以上が「少量」

消防法で定められた危険物には、それぞれ指定数量があります。
たとえばガソリンならば200リットル、灯油や軽油は1000リットルが指定数量です。
これ以上の危険物を保管したり取り扱ったりする場合は危険物取扱者が行わなければならず、指定された貯蔵所以外の場所に保管したり、製造所や貯蔵所、取扱所以外の場所で取り扱うこともできません。
では、指定数量以下の量ならば自由な場所に保管したり、どこでも取り扱ったりしてもいいかというとそれは違います。
例えば指定数量の2分の1の量である100リットルのガソリンを適当な容器に入れて、一般住宅の収納スペースの保管しておけば大事故に繋がる可能性が高いでしょう。
この指定数量の5分の1以上、指定数量未満の危険物が「少量危険物」なのです。
ガソリンを例にとると、40リットル以上200リットル未満が少量危険物になります。
また、複数の危険物を保存していてその合計数が5分の1以上であれば、少量危険物の指定を受けます。
つまり、指定数量の10分の1の危険物と8分の1の危険物を同時に保管する場合はその和が4分の1になりますので少量危険物になります。

1-2.少量危険物を取り扱ったり保管したりするには?

少量危険物を保管したり取り扱ったりする場合は、最寄りの消防署に届け出が必要です。
この届け出書の書式は、自治体のホームページでダウンロードできる場合もありますのでまずは自治体のホームページを確認してください。わからない場合は最寄りの消防署に尋ねてみましょう。
また、貯蔵庫の周りに1m以上の空き地が必要など決まりもあります。ちなみに少量危険物は資格が無くても取り扱いは可能です。


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