危険物取扱者乙4を取得していると就職に有利?資格を取る方法とは?

危険物取扱者とは、消防法で指定されている危険物の取扱・保管・監督ができる資格です。中でも乙種4類、通称乙4は人気が高く、危険物取扱者の代名詞のようになっています。乙4は私たちにとって一番身近な危険物であるガソリンや灯油といった引火性の液体を扱うことができるため、資格を生かして働ける職場も豊富です。

そこで、今回は危険物取扱者乙4を取得している方の就職事情などをご紹介しましょう。

  1. 危険物取扱者乙種4類の就職事情
  2. 乙4の有資格者向け求人の探し方
  3. 危険物取扱者乙種4類を取得する方法
  4. 危険物取扱者乙種4類の勉強方法について
  5. おすすめの参考書
  6. 危険物取扱者乙4に関するよくある質問

就職や転職に資格がどのくらい有利に働くかが分かれば、勉強する気力もアップします。危険物乙4の資格取得を目指している方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

1.危険物取扱者乙種4類の就職事情

はじめに、危険物乙4を取得していると就職に有利な職種や職場をご紹介します。どのような職場が有資格者を求めているのでしょうか?

1-1.乙種4類を取得したら扱える危険物とは?

危険物取扱者乙種4類を取得すれば、消防法によって危険物に指定されている引火性液体を取り扱うことができます。引火性液体とは、ガソリンや灯油といった石油製品やアルコール・潤滑油などです。私たちの身近に最も多く存在する危険物といえるでしょう。特に、ガソリンや灯油などの石油製品は車や機械類・暖房などの燃料にも利用されています。

1-2.乙種4類の有資格者を求めている職場とは?

乙種4類を取得すると、引火性液体を指定数量以上保管したり取り扱ったりしている場所で、危険物の取り扱いや管理・保管に携わることができます。最も有名な場所といえば、ガソリンスタンドです。ガソリンスタンドには、必ず危険物取扱者がいなければなりません。セルフのガソリンスタンドでも同様です。

この他、暖房の燃料や製品を作る材料として大量の石油製品を保管してある場所や、石油コンビナートでも危険物乙種4類の有資格者の需要があります。

1-3.乙4の有資格者の職務

危険物取扱者の資格を生かして就職した場合、危険物の管理や取り扱い・監督などの仕事を担います。危険物を取り扱うこと自体は、無資格者でも行えますが、必ずそばで危険物取扱者の有資格者が監督していなくてはなりません。セルフサービスのガソリンスタンドも、有資格者が敷地内で給油の様子を見ているからこそ、利用者が自分で給油できるのです。

また、ビルを管理する職務の一環として、危険物の管理を行うこともあります。ビルの中には、暖房の燃料として大量の灯油を備蓄しているところもあるのです。そのため、危険物取扱者の選任が必要なところもあります。

1-4.資格手当や需要について

危険物取扱者の資格を取得すると、資格手当がつく職場は多いでしょう。また、ガソリンスタンドのように石油製品を販売している場所以外にも、指定数量を超える引火性液体を保管している場所は、有資格者の需要があります。タンクローリーを運転する際も、危険物取扱者の同乗が必要です。ですから、皆様が思っている以上に有資格者の需要はあります。

2.乙4の有資格者向け求人の探し方

危険物取扱者乙種4類を持っている方は、求人サイトやハローワークで求人を検索する際、募集条件に「危険物取扱者乙種4類を持っている方優遇」などの条件をつけているものを探しましょう。今はパソコンやスマートフォンで求人情報を探す方がほとんどです。検索条件に「乙4・求人」といれて検索をすれば有資格者を優遇する求人がヒットするでしょう。

乙4の有資格者を優遇してくれる職場はガソリンスタンドの他、化学工場・ビル管理の仕事・塗料を扱う職場など多岐にわたります。職務内容をよく読んで応募しましょう。

3.危険物取扱者乙種4類を取得する方法

この項では、乙種4類の資格を取得する方法をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

3-1.危険物取扱者について

危険物取扱者には、甲種・乙種・丙種の3種類があります。丙種は乙種4類の簡易版のような試験なので、取得が容易な反面できることは限られているのです。

甲種の試験を受けるには、大学で化学の分野を専攻して定められた単位を取得するなど条件があります。一方、乙種を受験する際には、特別な資格はいりません。性別・年齢・国籍を問わずに受験ができます。ですから、学生から社会人まで幅広い年代がチャレンジする資格です。

3-2.危険物取扱者乙種とはどんな資格?

危険物取扱者乙種は、合格した類の危険物の取り扱い・管理・監督が可能です。危険物乙種を1類~6類まで取得すれば、甲種と変わりありません。また、乙種を4種類以上取得すると、甲種の受験資格を得られます。

さらに、乙種を1つ取得すれば2つ目からは受験科目の一部が免除になるのです。ですから、乙4を取得したら他の類もチャレンジしてみるのもよいでしょう。

3-3.試験内容と難易度

危険物取扱者乙種の試験は、

  • 化学と物理の基礎
  • 法令
  • 危険物の性質とその火災予防および消火の方法

の3科目があります。科目ごとに時間は区切られておらず、2時間の間に3科目を解答する方式です。なお、すでに別の類の乙種を取得している場合は、化学と物理の基礎と法令の試験が免除になります。ですから、乙種4類を取得したら他の類にチャレンジしてみてもよいでしょう。

危険物取扱者乙種4類の難易度は普通~やや易しいとされていますが、合格率を見ると乙4だけ低くなっています。これは、試験が難しいからではなく、とびぬけて受験者が多いからです。受験者が多ければ落ちる方も増えます。そのため、合格率が低くなってしまうのです。試験の難易度は他の類と変わりありません。

3-4.試験の申し込み方法

危険物取扱者は、消防試験研究センターが主催しています。試験はほぼ毎月全国各地で行われており、センターのホームページで確認可能です。ですから、試験を受けたいと思った場合、1か月後~2か月後に受験もできます。申し込みはセンターのホームページでも行えますし、最寄りの消防署で受験申込書をもらって郵送で申し込むことも可能です。受験を考えている方は、まずセンターのホームページを熟読してください。

4.危険物取扱者乙種4類の勉強方法について

危険物乙種4類の勉強方法は、独学と通信教材を利用して勉強する方法が主流です。乙4は受験者数も多いので、参考書や過去問題も豊富に販売されています。スマートフォンのアプリでも過去問題集があるので、利用してもよいでしょう。危険物取扱者の勉強は、暗記が中心です。意味が理解できなくても参考書の内容を丸暗記してしまえば、試験には合格できます。

とはいえ、意味が分からないものを暗記し続けるのは大変です。まったく化学や物理の知識がない方は、通信教材を利用しましょう。書店で販売されている参考書よりも丁寧に解説している参考書や、模擬試験問題などがすべてセットになっています。

5.おすすめの参考書

SATの危険物取扱者の講座は、書籍形式の参考書の他、講義形式のDVD参考書もついています。また、スマートフォンなどでいつでも聞くことができる音声ファイルもついていますので、休み時間や通勤時間でも手軽に勉強が可能です。忙しくてまとまった勉強時間が確保できない方も、この講座を受講すれば隙間時間を有効に活用できます。短時間で勉強し、1発合格を目指す方にもおすすめです。

6.危険物取扱者乙4に関するよくある質問

Q.乙種4類と併せて取得した方が有利な資格はありますか?
A.乙4に合格したら、他の類もチャレンジしてみましょう。扱える危険物の種類が増えれば、それだけ就職口も広まります。

Q.ビル管理の仕事に就きたい場合は、乙4だけでは不十分ですか?
A.電気工事士の資格を取得しておくとより有利ですが、乙4だけでも無資格者よりは断然有利でしょう。

Q.乙4の試験は1年に何回でも受けることはできますか?
A.はい、可能です。1度不合格になっても同じ年に再チャレンジできます。

Q.女性でも危険物取扱者の資格を取得すれば、危険物の管理などを任せてもらえるのでしょうか?
A.はい、大丈夫です。女性が管理者として活躍している職場もたくさんあります。

Q.危険物取扱者の上位資格のようなものはあるのでしょうか?
A.危険物取扱者の資格を取得し、危険物の取扱や保管に関する仕事を6か月以上続けると危険物保安監督者になることが可能です。上位資格ではありませんが、経験が必要なので持っているとより重宝されます。

7.おわりに

いかがでしたか? 今回は危険物取扱者乙4の就職状況をはじめ、資格取得の方法などをご紹介しました。社会人にも人気の資格であり、比較的取りやすいものですが需要は高いので、機会があればぜひ取得しておきましょう。学生でも取得しておけば、アルバイトの時給が上がるかもしれません。特に、ガソリンスタンドでアルバイトをしている方にはおすすめです。


危険物乙4試験に最短3日で合格する方法は?