【必見】石油会社に就職するコツは? 資格取得で有利に進めよう!

石油会社は、景気の波に影響を受けにくく好待遇であることから、安定して長く働くことを望む就職希望者から高い人気を誇ります。希望どおりの会社に就職を果たすためには、ライバルたちより有利な条件を備える必要があるでしょう。たとえば、実務に役立つ資格を取得することもひとつの方法です。しかし、どんな資格が有利になるのかなど、よくわからないことも多いでしょう。そこで、今回は、石油会社に就職するコツについて、必要な資格取得の内容も含めて詳しく解説します。

  1. 石油会社について
  2. 石油会社の就職について
  3. 石油会社へ就職するには
  4. 石油会社の就職と危険物取扱者
  5. 危険物取扱者の試験について
  6. 石油会社の就職でよくある質問

この記事を読むことで、石油会社への就職を実現するために必要な知識が身につき、有利に進めることができます。まずは、記事をじっくり読んでみてください。

1.石油会社について

最初に、石油会社について詳しく学びましょう。どんな種類があるのか、仕事内容や職種などを含め、詳しく解説します。

1-1.石油会社とは

石油会社とは、石油の輸入・精製・販売を行う会社のことです。日本では、石油の99.7%を海外からの輸入で対応しています。石油は、ガソリンや灯油・プラスチック製品の原料となるため、私たちの生活に必要不可欠です。石油製品の安定した価格と供給量を守るためにも、石油会社が存在する意味は大きいと言えるでしょう。

1-2.石油会社の種類

石油会社には、以下のような種類があります。それぞれの業務内容も参考にしてください。

  • 石油元売り会社:原油および石油製品の輸入・精製・販売
  • 石油開発会社:原油の開発および生産
  • 石油精製会社:ガソリン・灯油・エンジンオイルなど石油製品の製造
  • 石油輸送会社:鉄道・タンクローリーなどによる石油製品を運送
  • 石油販売会社:ガソリンスタンドなどによるガソリン・灯油などの販売

1-3.石油会社の仕事内容や職種について

石油会社でも、さまざまな仕事内容や職種があります。石油会社を就職先として希望した場合、入社後に何をしたいのか、明確に考えておくことが大切です。なお、主な職種については以下を参考にしてください。

  • 石油精製や製造に関する技術職
  • 技術営業職
  • 営業職
  • 総務・人事・経理・法務などバックオフィス部門の職種

1-4.石油会社の魅力

石油会社の魅力は、人々の暮らしに大きく役立つ分野であることのやりがいと、国内だけでなく海外も含めて幅広い活躍ができる点にあります。また、取り扱う金額が大きいため、自分が世界を動かしている気分を味わうことも可能です。仕事は決して楽ではないものの、やりとげたときの達成感を味わうために一所懸命に働いている人も多くいます。

1-5.石油会社のデメリット

石油会社のデメリットは、主に以下のようなものがあります。

  • 就職希望者が多いので採用を勝ち取るのが難しい
  • 希望の職種で採用とならない場合がある(例:技術職希望なのに営業職配属など)
  • 英語が苦手・嫌いな人には将来性が狭まる

1-6.石油会社の最近の傾向

石油会社同士の吸収・合併が繰り返され、世界での競争力を維持するための動きが続いています。また、石油以外のエネルギーに関しても注目しており、天然ガス分野への参入を検討するなど、総合エネルギー会社としての道を探っているのです。将来、石油が枯渇した場合にも生き残るために、各社でさまざまな取り組みを進めています。

2.石油会社の就職について

石油会社の就職について、求人や年収など詳しく解説します。

2-1.石油会社の求人について

石油会社の求人は、新卒での募集が多くあります。学生に人気があるため、競争率も高くなり、内定を勝ち取るのも楽ではありません。また、中途採用の場合は、即戦力を求められます。今までの経験や本人の資質に加え、マネージメント能力も求められることになるでしょう。条件のいい求人には応募が殺到し、早期に締め切られることもあるため、新卒・中途共に、採用情報が公開になったらできるだけ早く動くことが大切です。

2-2.石油会社の年収は?

石油会社に就職した場合の年収に関しては、以下を参考にしてください。石油会社の年収は、ほかの業界よりも高く、安定しています。

  • 20代後半:年収500万円程度
  • 30代~:年収800万~900万円程度
  • 40代~:年収1000万円以上

2-3.石油会社の現状と将来

石油は、産出国が限られているだけでなく、産出量にも限界があります。また、世界各国で石油以外の燃料やエネルギー源へのシフトが進んでいることも明らかです。今後も、業界再編が進み、中小の石油会社は大手に吸収合併となることでしょう。しかし、石油の需要がなくなるわけではありません。競争を制した石油会社が、引き続き業界をリードしていくことでしょう。

3.石油会社へ就職するには

石油会社に就職するために必要な知識を身につけましょう。スキルや適性・資格など詳しく解説します。

3-1.石油会社の就職に必要なスキルや適性について

石油会社の就職に、特別なスキルは必要ありません。まずは、社会人として常識のある行動やマナーを身につけることが大切です。また、営業職では大きな金額の取り引きを担当することが多くなるため、小さなミスでも損害が大きくなります。数字に細かく、きちんとチェックできる人は適性が高いと言えるでしょう。技術職でも、石油という危険物に関する内容であるため、いい加減な人では務まりません。

3-2.持っているといい資格は?

石油会社の就職では、以下の資格を持っていると有利です。

  • 危険物取扱者(乙種第4類もしくは甲種だとなお可)
  • 高圧ガス製造保安責任者

なお、石油元売り会社などで海外との取り引きが多い場合は、TOEIC700点以上など英語関連の資格取得もおすすめです。

3-3.石油会社の就職の条件について

石油会社でも、種類によって就職の条件は異なります。一般的には、大手企業の方が年収・福利厚生共に充実しているため、待遇重視で選ぶのなら大手を中心に探しましょう。なお、未経験から幅広く実務経験を身につけたい・会社に必要な人材として早くから活躍したい場合は、中小の石油会社もターゲットにしてください。自分が何を重視し、希望するかによって就職の条件が決まるのです。

3-4.石油会社の就職に関するそのほかのこと

石油会社に就職を希望する場合、バックオフィス部門を除き、国内・海外共に転勤が多くなることが考えられます。国内かつ本社だけで働きたい、という人で営業職・技術職を希望する場合は、難しいでしょう。会社としては、世界を相手に幅広く仕事ができる人材を求めているからです。長く働き続けるためにも、採用条件だけでなく、採用後の勤務地などの情報についてもしっかりチェックしておきましょう。

4.石油会社の就職と危険物取扱者

石油会社の就職には、危険物取扱者の資格取得が有利です。どんな資格か、難易度や合格率を含め詳しく解説します。

4-1.危険物取扱者の資格概要と種類

危険物取扱者の資格概要および種類に関しては、以下を参考にしてください。

4-1-1.資格概要

危険物は、取り扱いを間違うと重大な事故につながり多くの損害を出します。安全に取り扱うためには、正しい知識が必要です。危険物取扱者は、指定の危険物に関して一定レベルの知識を持っていることを証明する資格となります。

4-1-2.資格の種類

危険物取扱者資格には、以下の種類があります。

  • 甲種危険物取扱者:すべての危険物の取り扱いと立ち会いが可能
  • 乙種危険物取扱者(第1類~第6類の6種類):受験した危険物だけの取り扱いと立ち会いが可能
  • 丙種危険物取扱者:第4類に属する危険物のうちガソリン・灯油・軽油・第3石油類の取り扱いが可能(ただし立ち会いは不可)

4-2.危険物取扱者の資格取得のメリット

危険物取扱者の資格は、取得した分野で深い知識を持っていることの証明となります。乙種・丙種に関しては、未経験者でも受験できるため、取得しておけば有利に働くことでしょう。また、資格取得により会社によっては、資格手当が支給となることもあります。無資格者と比べると、希望職種につきやすく、昇進にも有利になるなどメリットがたくさんあるものです。

4-3.危険物取扱者の難易度と合格率について

危険物取扱者の難易度と合格率については、下記を参考にしてください。

  • 甲種:3割程度
  • 乙種:6割程度(第4類は3割程度)
  • 丙種:5割程度

乙種のうち、第4類だけ合格率が下がるのは、人気が高くて受験者数がほかの種類より多いことが理由です。

5.危険物取扱者の試験について

危険物取扱者の試験について、受験資格・試験概要・試験内容などを詳しく解説します。

5-1.危険物取扱者の受験資格

丙種と乙種に関しては、受験資格はありません。そのため、希望者はだれでも試験を受けることができます。未経験者でも挑戦できるので、石油業界への就職を希望するのなら取得して損はありません。最上位資格である甲種に関しては、規定の受験資格があります。詳しくは、こちらをご覧ください。

5-2.危険物取扱者の試験概要

危険物取扱者の試験概要は、以下をご覧ください。

  • 試験日程:東京では毎月、そのほかの地域では2~3か月に1回以上実施(詳しい情報はこちら
  • 試験場所:全国の47都道府県の指定会場
  • 受験料:甲種5,000円・乙種3,400円・丙種2,700円
  • 申し込み方法:インターネットによる電子申請もしくは郵送による書面申請
  • そのほかの注意点:試験日の1か月程度前までに申し込むこと

なお、より詳しい内容は、一般法人消防試験研究センター危険物取扱者受験資格の案内ページを参考にしてください。

5-3.危険物取扱者の試験内容

危険物取扱者の試験内容は、以下のとおりです。

  • 試験時間:甲種・2時間30分、乙種・2時間、丙種・1時間15分
  • 試験科目:詳しくはこちらを参照
  • 実地試験:なし
  • そのほかの注意点:試験科目の免除を希望する場合は必ず受験申請時に申し出ること

5-4.危険物取扱者の試験に関する注意点

危険物取扱者試験は、居住地ではなく希望地で受験可能です。地方在住で試験の実施が少ない場合は、東京など回数が多いところを選ぶことも考えましょう。ただし、土地勘がない地域での受験は、当日の遅刻に注意してください。本番までに、宿泊先から試験地までの移動方法や所要時間を計算し、実際にシミュレーションしておきましょう。

5-5.危険物取扱者の勉強法

危険物取扱者試験に合格するためには、効率よく学習を進めることが大切です。特に、過去問を繰り返し解くことは、出題形式に慣れ、試験の傾向をつかむためにもおすすめと言えます。過去問は、一般財団法人消防試験研究センターの過去に出題された問題ページからダウンロード可能です。また、市販の参考書や問題集などの教材を利用し、知識を固めるようにしましょう。なお、当SATでも危険物取扱者の資格取得に向けたDVD教材を取り扱っておりご好評をいただいています。ぜひ、ご検討ください。

6.石油会社の就職でよくある質問

最後に、石油会社の就職でよくある質問に回答します。それぞれの内容をよく読み、参考にしてください。

Q.石油会社の就職は有名大学が有利と聞きましたが?
A.石油会社は、就職人気が高いため、自然と有名大学出身者が集まります。しかし、必ずしも特定の大学だからという理由だけで有利になるわけではありません。有名大学出身者でなくても、優れた能力を買われて就職試験を突破する人も多くいます。まずは、自分の実力を高めることに励みましょう。

Q.石油会社では女性も活躍できますか?
A.石油会社では、バックオフィス部門で多くの女性が活躍中です。細やかな仕事ぶりと気遣いも、会社を回していくのに必要な能力と言えます。営業職や技術職では、現状、女性社員は多くありません。転勤や長期出張を伴うことも多いため、家庭との両立が難しいという背景があるからです。しかし、今後は、女性も男性と同じく仕事で活躍できるよう、環境が整えられていくことでしょう。ただし、会社によって女性社員の活用度や働きやすさが異なるため、入社前にしっかり調べておいてください。

Q.石油会社の社内キャリアアップの方法は?
A.上位資格の取得を目指すこと・実務経験を積むこと・マネージメント能力を身につけることの3つです。キャリアアップをスムーズに実現するためには、人脈作りも意識しましょう。いくら仕事ができても、周囲との調和ができない人は、キャリアアップしづらいものです。また、海外転勤や新規事業への社内公募には積極的に応募し、挑戦することも忘れないでください。

Q.危険物取扱者資格はバックオフィス部門の職種希望でも必要ですか?
A.直接は必要ありません。危険物取扱者資格がなくても、希望職種で高い能力を示すことができればいいのです。たとえば、経理ならば簿記検定1級などを取得すると有利でしょう。しかし、バックオフィス部門の希望者は、多くが必要な資格を取得していたり専門能力を身につけたりしているものです。ライバルたちに差をつけ、業界に深い関心と知識を持っている証拠として、資格取得を目指すことをおすすめします。

Q.危険物取扱者資格を取得した後にすべきことは?
A.免状の交付を受けましょう。試験に合格しただけでは、実務を行うことができません。合格後、速やかに申請してください。なお、新規免状の交付には、2,800円の発行手数料が必要です。そのほかの注意事項に関しては、こちらを参考にしてください。

まとめ

今回は、石油会社の就職について詳しく解説しました。石油会社は、景気の波に影響を受けにくく、安定していることでも人気です。数多くのライバルたちに差をつけ、就職試験を有利に進めるためにも、資格取得は有効な手段と言えます。危険物取扱者の資格取得で、自信をつけてください。しかし、資格取得にはいくつかのコツがあります。記事を参考に効率よく学習し、無事に試験を突破してください。


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